女性なのに男性ホルモンが多い!減らす方法は!?

「あごにヒゲが生えてきた」「毛深くなってきた」「髪が薄くなってきた」「顔が脂っぽくなってきた」

 

女性ホルモンのバランスが乱れて男性ホルモンの働きをつよくなってくると、こうした症状が表れやすくなります。ここでは、女性のなかにも流れている男性ホルモンが多くなってしまう原因と減らす方法についてお伝えします。

女性ホルモンと男性ホルモンの違いとは?

まずは女性ホルモンと男性ホルモンの違いを確認しましょう。

 

女性ホルモンはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類から成り立つホルモンです。女性ホルモンの分泌量は一生を通じてスプーン1杯分程度。とても少ない量しか分泌されないのです。

 

男性ホルモンは3種類のホルモンから成り立つホルモンであり、総じてアンドロゲンと呼ばれます。男性特有の筋肉質な体型や低い声は男性ホルモンの影響によるものです。

 

男性ホルモンは男性にだけ存在するものではなく、実は女性の体内にも流れています。男性の場合、男性ホルモンは睾丸から作られますが、女性の場合は卵巣や副腎から作られています。

 

女性の体の中で作られる男性ホルモンはとても少量であり、ふだんは女性ホルモンの働きにより抑えられています。しかし女性ホルモンのバランスが乱れたり減ったりすると、男性ホルモンの働きが強くなっていきます。

 

男性ホルモンの働き
  • 筋肉質な男性らしい体をつくる
  • 皮脂の分泌を増やす
  • 体毛の成長を促す
  • 性欲を増やす
  • たんぱく質の変換を促進する

 

女性ホルモンの働き
  • 女性らしい丸みをおびたボディラインをつくる
  • 月経や妊娠のコントロールをする
  • 髪や肌を美しく保つ
  • 食欲を抑える
  • 記憶力をキープする
  • 骨を丈夫に保つ

女性なのに男性ホルモンを増えるとどうなるの?

ストレスや睡眠不足、食生活の乱れなどにより女性ホルモンのバランスが乱れること、男性ホルモンの働きはどんどん強くなっていきます。

 

また、ストレスが長く続いているとき、副腎から通常より活性度の高い男性ホルモンが分泌されることもわかっています。男性ホルモンが増えると、心身に以下のようなことが表れやすくなります。

 

男性ホルモンが増えると表れる症状
  • ヒゲが生えてくる
  • 体毛が濃くなる
  • 肌のキメが荒くなる
  • 皮脂が増加しニキビができやすくなる
  • 体臭、加齢臭が発生する
  • 薄毛になる
  • 生理がこなくなる
  • イライラしやすくなる
  • 性欲が強くなる

女性のなかの男性ホルモンを減らす方法は?

男性ホルモンの分泌を減らすためには、まずはホルモンバランスを整えることを心がけるようにしましょう。

 

そのためにはストレスをためないこと、栄養バランスのよい食事をとること、睡眠をしっかりとることが大切です。

 

男性ホルモンを減らす方法@ ストレスをためない

ストレスは自律神経をバランスを乱し、それに連動させるかたちで女性ホルモンのバランスを乱します。ストレスをためるな、とストレスをためないために、何か趣味に没頭したり、半身浴などをしてリラックスしたりする時間を作るようにしましょう。

 

男性ホルモンを減らす方法A 睡眠をしっかりとる

睡眠の質が低い、睡眠時間が短い、とストレスを感じているとき同様に自律神経のバランスが乱れ、女性ホルモンのバランスも乱れていきます。

 

就寝前はできるだけリラックスして過ごす、スマホやパソコンなど強い光が放たれるものを目に入れない、朝は太陽光を浴びて体内時計を整える、などを行い睡眠の質を高めていきましょう。

 

男性ホルモンを減らす方法B 無理なダイエットをしない

無理なダイエットを行い体重を急激に減らしてしまうと、脳は緊急状態と錯覚を起こします。すると生存に関わる機能以外を一時的にストップさせるため、卵巣の働きも正常に行われなくなります。

 

女性ホルモンをスムーズに分泌するためにも、無理なダイエットは避けるようにしましょう。

心配な場合は婦人科や内分泌科へ相談を

生活習慣の乱れにより女性ホルモンのバランスが乱れ、一事的に男性ホルモンが多くなっているのではなく、遺伝的に男性ホルモンの感受性がとても高いという可能性も考えられます。

 

たとえば女性でもヒゲが濃くなったり、うぶ毛が太くなる多毛症という症状があります。男性ホルモンや副腎皮質ホルモンの過剰分泌、ステロイド剤などの薬剤の副作用などが原因で起こる症状です。

 

こうした症状は、医療機関で女性ホルモンを補充することで改善することが期待できます。また、低容量ピルの服用も、多毛を改善するための効果を期待できます。

 

もし、「女性なのに男性ホルモンが多すぎる」と、心配になった場合は、婦人科やホルモンなどを専門とする内分泌科で相談してみてください。自分ひとりで悩まずに専門医に診てもらうことが大切です。