女性ホルモンと生理周期の関係とは?

生理(月経)とは、受精卵の着床にそなえて増殖した子宮内膜が血液とともに排出される現象のことです。

 

生理は通常28日ほどのサイクルで繰り返します。女性の体はそのサイクルのなかで、排卵や子宮内膜の増殖などの変化をおこします。

 

生理後から排卵まではエストロゲン(卵胞ホルモン)が多く分泌され、排卵から生理まではとプロゲステロン(黄体ホルモン)が多く分泌されます。

 

生理のサイクルはいつも一定というわけではありません。人それぞれ違いがありますし、女性ホルモンの状態や体調の変化などによっても変化がおこります。

 

生理周期の数え方

生理周期とは、前の生理が始まった日から次の生理がくるまでの日数のことです。生理がはじまった日が1日目となります。正常な生理周期は25日~38日前後です。

生理周期により現れる心身の変化

生理周期は卵胞期、排卵期、黄体期、生理期の4にわけられます。それぞれの期間の特徴は以下のようになっています。

 

卵胞期(約7日間)

下垂体から卵胞刺激ホルモンが分泌され、原始卵胞が成長してくる期間です。エストロゲンが分泌されて子宮内膜は増殖をはじめます。基礎体温が低温になります。

 

卵胞期はエストロゲンの働きにより、心も体も調子がよく活動的になれます。代謝もアップするので、ダイットを始めるのに最適な時期といえます。

 

排卵期(約3日間)

卵胞が十分に成熟し、エストロゲンの分泌がピークになる期間です。この期間は性腺刺激ホルモンのひとつである黄体化ホルモンが急激に分泌され、卵胞から卵子が飛び出します。

 

基礎体温は排卵を境に高温になります。おりものの量が多くなり、 卵子が飛び出すときには排卵痛を感じる人もいます。

 

黄体期(約13日間)

排卵したあとの卵胞は、プロゲステロン(黄体ホルモン)の働きで黄体になります。

 

プロゲステロンがエストロゲンより多く分泌され、子宮内膜はフカフカになり、受精卵を迎える準備が整い、基礎体温が高温になる時期が続きます。

 

生理前のこの時期は、眠くなる、乳房が張る、腰痛、肌荒れなどの身体的不調や、気分が安定しない、イライラするなど精神的不調があらわれやすくなります。

 

生理(月経)期(約5日間)

排卵から約2週間後、受精卵がやってこないと、卵巣の黄体は白体と呼ばれるものに変化します。

 

プロゲステロンもエストロゲンも急激に減少し、不要になった子宮内膜がはがれ落ち、生理として排出されます。この期間は基礎体温は下がり、腹痛、頭痛、下痢などが起こることもあります。

 

生理がはじまるとすぐ、視床下部から下垂体に卵胞刺激ホルモンを分泌するように指令が出て、次の排卵に向けての準備が始まります。

まとめ

生理周期により女性の体調は変化します。卵胞期、排卵期、黄体期、生理期のなかでもっとも気をつけたいのは黄体期の終わり頃から生理期です。

 

この時期はプロゲステロンの作用により、イライラやむくみ、便秘、肌荒れなどが起こりやすくなります。生理前はなるべく無理をせず、体を休ませてあげることを意識した生活をおくりましょう。