やる気、快感、安らぎ、闘争心をつくるホルモンとは?

わたしたちの体のなかには、ヤル気をひきだすホルモン、気持ちを落ちつけるホルモン、ストレスに対抗するホルモンなど、さまざまなホルモンが存在しています。

 

ホルモンは内分泌器官という器官から分泌されています。内分泌には視床下部、脳下垂体、甲状腺、卵巣などがあります。ここでは、代表的なホルモンの名称と働きについてお伝えします。

わたしたちに影響を与えるさまざまなホルモン

オキシトシン

脳の疲れを癒やして気分を安定せます。心地よい幸福感を与えてくれるホルモンです。成熟した子宮を収縮させる作用があるため、分娩時に重要な役割を果たします。

 

母乳を出すように促したり、母親としてのスイッチを入れるなど、母性愛に大きく関係していることがわかっています。

 

仲間と楽しく過ごしたり、夫婦や恋人同士で触れ合ったり、アイドルやペットに夢中になったりしたり、リラックスしたりしているときに多く分泌されます。

 

エンドルフィン

強い快感、脳の活性、ストレス解消、免疫力強化、モルヒネの数倍もの鎮痛作用があることから「脳内麻薬」とも呼ばれるホルモンです。

 

好きなものを食べているとき、好きなことをしているときなどに分泌され、それが満たされると抑制物質が脳内に放出され抑えられます。

 

エンドルフィンには目標に向かって前向きに取り組んでいるときなど、精神的な欲求に対しては長期的に分泌されるという特徴があります。

 

仕事や恋愛、子育てなど、目的に向けて没頭しているときに快感を感じることができるのはエンドルフィンのおかげなのです。

 

アドレナリン・ノルアドレナリン

アドレナリンとノルアドレナリンは副腎という器官から分泌されるホルモンです。アドレナリンは主に筋肉や内臓系に働く神経物質です。

 

運動能力を高める作用があり、興奮状態にしたり、心拍数を増加させたり、血圧を上昇させたり、瞳孔を開いたり、血糖値を上昇させたります。

 

アドレナリンが分泌されると、体は怒っているときと同じ状態になるため、別名ストレスホルモンと呼ばれています。

 

ノルアドレナリンは緊張や不快感を感じたときに放出されます。多く分泌されると緊張状態なり注意力や集中力が向上します。

 

しかし過剰になると身体にさまざまな悪影響をあらわれますので注意が必要です。

 

テストステロン

男性ホルモンの一種であり、男性の場合はほとんどが精巣から分泌されます。たんぱく質の合成を促して、筋肉や骨の発育を助け、男性らしい体系を形成します。

 

声が太くなったり、ひげが濃くなるのもテストステロンの影響によるものです。また、性格には攻撃性や行動力を増す影響もあるといわれています。

 

性欲や性衝動を引き起こし、興奮作用のあるドーパミンを増やす作用があるのも特徴のひとつです。

 

女性の場合、男性の5〜10%ほどのテストステロンが、副腎や卵巣で分泌されています。

 

ドーパミン

エンドルフィンと同じく快感のもととなる脳内物質です。目標を達成して充実感を得たとき、人から褒められたとき、感動したときなどに多量に分泌されます。

 

ドーパミンが増えると集中力や意欲が高まり、疲れも感じにくくなり、仕事や日常生活での作業効率がアップします。

 

食事やアルコールをとるとことでも分泌されますので、デートのさいに食事に行ったり、軽くお酒を飲んだりするのは、楽しいデートにするための手助けとなりますね。

 

ただし、ドーパミンが常に出すぎてしまうとドーパミン中毒となり生活に支障がでますので注意してください。

 

セロトニン

ドーパミンやアドレナリンの情報をコントロールし、気持ちを安定させてさせる精神の安定には欠かせないホルモンです。不安や興奮、不快感をしずめる働きをします。

 

ドーパミンやアドレナリンとならび、脳内の三大ホルモンとよばれています起床時に日光を浴びたり、たくさん笑ったりすることで多く分泌されます。

 

セロトニンが不足してしまうと、怒りっぽくなったり、うつ傾向になってしまいまうことがあります。

 

プロラクチン

妊娠・出産に大きく関係するホルモンです。妊娠中は乳腺の発育を促し、出産後は母乳を分泌させます。

 

プロラクチンの数値が妊娠・出産以外のときに高くなると、排卵障害を起こしやすくなり、不妊の原因となる恐れもあります。